活動紹介

奨学金

2018年現在、36人の大学生への奨学金援助、150人の中高生への学業支援、五か所の保育センター(Early Childcare and Development)を実施しています。
保育センターは、田舎の子どもたちの健全な成長のために、保育の専門的な知識を持つスタッフの下で、就学前の子どもたちの安全な遊び場を確保する試みで、これまで約十年間、延べ520人の子どもたちが通っています。

若者の起業支援(アントレプレナーシップ)

若者たちの失業率が深刻な社会問題となる中で、若者たち自身が、自らの手で働き口を創りだす試みへの支援です。創業アイデアに無利子で融資し「ビジネス」の指導も行います。
具体的には、例えば、田舎町で「ベーカリー」を始めた女性。伝統的な彫り物、木工の技術を修得し、木工で身を立てている青年。首都ティンプーの廃品をリサイクルにして成功した男性。地元の大豆を加工して(例えばMISO(味噌)やTOFU(豆富)のような)健康食品を始めた女性。蜜蜂の飼育に成功しその地方特産のハチミツ生産を始めた男性。仕立屋と美容院を経営し始めた若者グループ。トナーカートリッジのリサイクルの店、伝統的な織物を新鮮なデザインの作品にする店、木のおもちゃを創作する店、ハーブやチョコレートの店など、それぞれの町で可能なこと・必要とされることを探し出しています。
2018年現在、融資先は143件、起業のための研修の受講者は3100名に及びます。

伝統文化の保存(デジタル化)

急速な社会構造の変化の中で、伝統文化が急速に衰退し、文化の継承者がいなくなっています。そこでローデン財団は、音声録音・画像収録など、伝統文化のデジタル化に努め、次世代の利用に供する試みを継続しています。
2018年現在、音声録音は、約6000件、テキストのデジタル化は、4000000ページを超えます。